目には目を

言いたい放題と言いつつも、糾弾する相手が一般市民のため
個人が特定されてしまうとプライベートな生活が危険なので、
オブラートに包んで放つことにする。

私は正社員、派遣社員、契約社員、フリーター、フリーランス、
会社役員(HAPPY RECORDでも、さっち~工場でもない)
いろいろな立場の勤務体系を経験しているので
「雇用される立場」について、語らせていただく資格があると思っている。

人気業界の地方企業の東京支社にアルバイトで入社し、
労組とともに、会社と戦い正社員に昇りつめたA女史。
現在は、東京支社限定勤務の副部長となり、
業界内の大御所となっている。
仕事ができるかどうかは存じ上げないが、下積みから成り上がったので
ひととおりなんでもできるのではないかと思われる50代既婚。

A女史は、他社で社員経験があり、有能な30代の派遣社員の女性が
社員レベルの業務を任されていることが気に入らない。
「あなたが仕事ができることはわかるけど、派遣社員の身分で
社員の仕事を取り上げるのはどうかしら?」

はたまた、大手企業の地方支社にアルバイトで入社し
たまたま、傍系会社の立ち上げに関わった上司の下にいたおかげで
傍系会社の正社員になり、上京したきたB女史。
思いっきり仕事はダメな40代独身。

B女史はまったくの平社員で、彼女のアシスタントで入ったわけではない
派遣社員に、自分が送るべき資料の送付状や宅急便の宛名書きも
させる。
その派遣社員は、B女史にめんどくさい仕事があると
なんでも押し付けられる日々に嫌気がさし、ある日断ったら、逆切れされた。
その会社は、部長クラスでさえ、自身でコピーも宛名書きも
宅配の梱包もする社風であるにもかかわらず。

いずれの女史も雇用される立場で苦労してきたと思われる。
苦労してきたからこそ、弱者に権威をふりかざすのであろうか。
一流大学を出て、エリート入社した人たちには敵わないから
末端に仕返しをするのだろうか。
エリートはいつでも、どこでもエリートなのだ。
這い上がった人間だからこそ、大きな心をもち
ここまできた自分に胸をはれないものなのだろうか?