NYで歌いたい理由

 
こんばんは。
NYは朝の5時20分です。
こちらに来て5日になるのに、いまだ昼夜逆転生活を送っています。

「海外進出」なんていうと、かっこいいですが
ぜんぜん、そんなんじゃないんです。

ただ、 「NYで歌いたい」「ワシントンの桜祭りに出たい」

・・・・・だけなんです。


以前、「そういえば、外国人の先生にレッスンを受けたことがないな」
「Jazzって歌ったことないな」
と思い、NYにレッスンを受けにやってきました。


と言っても
「1週間の滞在で、3日間のレッスン
発表会として、NYのライブハウスで歌える」
というものでした。
Brooklynまで地下鉄で行きましたね~

当時私はまだ20代で、自分の音楽活動が行き詰まっていた時期だったので
本当に、気軽に、思いつきでやってきました。

そこで、ジャイアン(!)という黒人の女性の先生に
「NYで歌いたければ、まず、発音を矯正しなさい。」
と言われ、NY式の発声法とは・・・どころではありませんでした。

発表会のライブハウスでは、
日本人は私と同じ時期にレッスンに来ていた女の子1人
コーディネーターさんご夫妻の4人でした。

私は「Lullaby Of Birdland」を歌い、
外国人から拍手喝采を受けました。
「日本から来た女の子が、英語で一生懸命歌っているね」
という、温かいものを感じてしまいました。
このとき「いつか本当にすばらしい歌を歌って『ブラボー』と
言われたい」と思ったのでした。

私の目標は
「NYで歌手として成功すること」でも「世界の歌姫」でも
なかったので、英語のレッスンは、そのままになっています。

アメリカのコーディネーターさんたちは、口をそろえて言います。
「NYで日本語で日本の歌を歌おうなんて、まったく無理」
「高橋真理子さんの成功は、NYフィルがバックだった」
「由紀さおりさんの成功は、ピンクマルティーニあっての話」
JazzかSoulを正しい発音で歌うことが最低条件。
そうでなければ、日本からお客さんを含め、全部自分でまかない
会場を借りるだけにすることしか、方法はないそうです。

10年前だったら、「じゃあ、私はTower Of Powerに手紙を書こう」
などと思ったかもしれませんが(笑)

私は日本の歌謡曲、自分で書いた日本語の歌を歌ってナンボなのです。
もちろんJazzコンサートをアメリカで開催することになったら
帰国後、早速ベルリッツに入学しますが、
無理にずうずう弁の、でたらめ英語を矯正することに命をかけるなら
もっと違う部分で力を入れるべき課題が、沢山あるのです。

「NYで歌いたい」は私の情熱のようなものです。
その場所を見つけるために、NYにやってきました。
ただ、歌うには私が「歌いたい」だけではダメで
関わるみんながhappyにならないと、実現しないのです。
そのhappyも人によって違います。
「お金」だったり「楽しい空間に参加すること」「誰かを応援すること」・・など。

無謀なようにおもわれがちですし
自分でもあきれますが、これが私なんだと思っています。